重い障害を持つ彼女は、生まれつきの「水俣病」でした。 母親の胎内で水銀にさらされ、影響を受けた「胎児性水俣病患者」が確認されてから、60年あまり。 「私にみたいになってほしくない」。公害の悲惨さを訴え続けてきた坂本しのぶさんがいま、そう語る理由を聞きました。 コロナ禍でもあるため、坂本さんには20分ほど、ビデオ通話でお話を伺いました。 言葉をひとつひとつ、ゆっくりと、絞り出すように語られるなかで、いちばん力がこもっていたのはこの言葉でした。 「いまも水俣病は終わっておらんということです。いまも、苦しんでおります」
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