ドイツ社民首位、保守2位転落か 総選挙、連立交渉が焦点に
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ドイツ連邦議会の総議席数は740、過半数は371です。
今のところ開票が完了した選挙区は3分の2ですが、おおよその予測(ドイツZDF)は、
社会民主党 210
キリスト教民主・社会同盟 195
緑の党 116
自由民主党 93
ドイツのための選択 86
左派党 40
といったところです。
キリスト教民主・社会同盟が50ほど減らして、社会民主党が60ほど増やしたことになります。左派党が5%条項を突破できずに議席を持てない可能性もあるので、そうなるともう少し配分が変わります。
社会民主党から首相を出すのは決定でしょうが、あとはどこと連立するか、です。過半数371を越えるためには、
① 社会民主党+緑の党+自由民主党
② 社会民主党+キリスト教民主・社会同盟 (大連立)
の2つの選択肢があります。
①は、緑の党と自由民主党の政策がかなり違うので、政権運営が難しくなりそうです。
メルケル政権も②大連立でやってきたので、大連立の方が安定感はあります。社民党(SPD)の急速な伸びはCDUのラシェット党首の不人気の裏返しでもあった。ポストメルケルのドイツ政治で安定を求める人はSPDのショルツ党首の方が安心できるということだったのだろう。このままいけば「信号機連立」か。