【荻田泰永】冒険の「本当の目的」は、ゴールではない
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冒険と仕事、試合、競争の大きな違いを理解出来ました。例えば大学駅伝と言う試合、競争では結果が全て。どんなに惨めな状態でも1位でゴールにたどり着けば目的=目標となる。しかし、冒険はゴールにたどり着くことは目標であって目的ではない。目的は、目標にたどり着くために考え、決断し行動することにある。「目標達成時の状態」ではなく「目標達成に向けてもがき苦しむ状態」が目的ということ。冒険家ならではのパーパス追求ではないでしょうか。
注目のコメント
連載4日目の今日は、北極へ向かう理由について。登山家・冒険家の皆さんが嫌になるぐらい質問されてきた問いだと思います。
その問いにシンプルにズバッと答えている姿が非常に印象的でした。
それと同時に、「あなたはなぜ〇〇をしてるの?」といった問いに自分はしっかり答えられるか、考え直すきっかけにもなりました。■印象に残った言葉
・退くのに勇気は要りません。必要なのは、客観的妥協です。
極地とは、妥協できずに客観性を失った人間が死んでいく世界だからです。
・冒険におけるゴールは、目的でなく目標です。人生の目標を達成することが、人生のゴールではないのと同じ。
目標は大事な通過点ですが、ただのチェックポイントに過ぎないとも言えます。
冒険の目的は、ゴールにたどり着こうとするプロセスにある。目標にたどり着くために考え、決断し、行動することが重要なのです。「賭けとは概して無根拠であり、判断とは根拠(正しいかどうかはまた別問題)に基づくもの」
という言葉が刺さりました。「正しいかどうかは別問題」が特に。昨今のコロナウィルスを取り巻く諸々にも通じます。
冒険家でなくても明日死ぬかもしれないのは全員同じで、確率の問題かというとそういうことでもなくて、自分にとっては常にイチかゼロなので 結局は「その判断」に、自分自身が納得できる根拠を持っているかどうかということであり、「それが正しいかどうか」は別の問題なのだと。他人にジャッジは出来ないということですね。