南洋戦に沖縄戦を経験 過酷な南米での生活 那覇出身の男性がつづった激動の32年間
コメント
注目のコメント
ブラジルには世界最大の日系人コミュニティがあり、その数は200万人以上、正式な日本人移民がブラジルに渡って100年を超えた現在は、日系ブラジル人6世も誕生しています。そんな日系ブラジル人もブラジル国内の対人口比で言うと1%前後と数は少ないですが、農業、経済、教育、医療などの多方面で多大なる貢献を果たしてきており、多民族国家であるブラジル社会に大きな存在感を示し続けています。
ブラジルでは「Japonês garantido(信用できる日本人)」ということをよく言われますが、親日家の方々も非常に多く、日本企業のブラジル進出と市場への浸透を容易にしていることは間違いありません。
このようにブラジル人が日本人、日系人に対して好意的な印象を持ってくれているのは、言うまでもなく、この記事に登場されている上江洲さんのような方々の血が滲むような努力と苦労があってのことです。個人的にも先人の移民の方々から直接お話を伺うことも少なくないですが、想像を絶する雇用環境だけではなく、終戦後の日本軍勝ち組・負け組問題など日本人の間でも壮絶な抗争があったことなど、日本国内ではほとんど語られていない日本人の歴史がここブラジル、南米には星の数ほどあります。
私もブラジルへ移住した日本人の一人として、この歴史を忘れることなく、先人の方々へのリスペクトを忘れることなく次の世代へ繋げていければと改めて強く思います。