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コロナ飲み薬「年内にも実用化の可能性」菅総理

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    実用化されるかどうかは、あくまで第3相試験の結果次第となります。現在実用化されている全てのワクチン、抗体薬などと同様ですが、治験が完了し、その結果を見るまでは実用化を論じることは難しいと思います。安全性と有効性が確認されてはじめて土俵に立てます。

    また、稀な副作用については、臨床試験でも十分評価ができないことから、さらなるデータの蓄積も必要となるでしょう。いずれにせよ、まだまだ乗り越えるべき壁は数多く残されています。

    ファイザーの飲み薬は、すでにHIVに使用されているリトナビルと新たに作られたコロナウイルスが体内で増えるのに鍵となる酵素の働きを抑える薬を合わせて投与するというもので、新型コロナウイルスをターゲットにして働くことが期待されることから、これまで使用されてきた薬剤よりも高い効果が期待されています。

    一方、メルクの開発する飲み薬は、ウイルスのRNAに変異を起こさせ、最終的にウイルスの複製を防ぐという新しい働き方を持つ薬になります。こちらも新型コロナウイルスをターゲットにして開発されたため、高い効果が期待されています。

    しかし、これはあくまでまだ机上や実験室での話であり、本番の結果はこれからです。例えば、リトナビルには嘔吐や下痢といった消化器症状などの副作用も知られており、新たな薬剤と合わせてどのような副作用が出現するのかも慎重に評価をされる必要があります。


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    総合内科医 医学博士

    この飲み薬というのは、現在第III相臨床試験を行っているファイザー社の「PF-07321332/ritonavir」という薬を指すものと思われます。
    https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04960202

    現在治験の真っ只中であり、結果が出るまで何とも言えません。有効性のメリットが副作用のデメリットを上回らなければ、実用化には至らないでしょう。

    よく効く飲み薬があれば理想的なのですが、一般的にウイルスによる感染症は治療することが難しく、コロナに関しても同様です。感染が確認されてから2年弱経っていますが「コロナに感染しても安心」といえるほど劇的に効果を示す治療薬は未だにないのは、ウイルス感染症の治療の歴史を振り返ると不思議なことではありません。

    追記:メルク社の「モルヌピラビル」も現在治験の結果待ちという状況です。

    これらの薬剤はウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」に分類されます。コロナに感染した場合、最初の1週間程度はウイルスが増殖する期間であり、軽症・無症状のこの期間に利用すれば理論上は効果的と考えられますが、その後1週間ほどかけて重症化した頃には抗ウイルス薬のゴールデンタイムは過ぎてしまいます。

    つまり、皆さん自身や家族がコロナに感染し、入院を要するほど悪化した場合に「この治療薬を使いたい」と言っても医師からは「この薬は軽症の人向けの薬なので、悪化してしまった人には使えません」という説明を受けることになります。患者にとっても医師側にとってももどかしさがあり、有効性が証明されたとしても多くの人がイメージする「夢の特効薬」とは少し違ったものになると思います。


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    東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

    ファイザー社の発表によると、入院治療でない成人を対象に1,140人が登録される予定で、PF-07321332と名付けられています。コロナウイルスが増殖するのに重要な酵素活性を阻害するように設計されているそうです。
    一方、メルク社は、コロナウイルス感染症と診断された人と同じ家庭の成人を対象に、モルヌピラビルの検討を行っています。

    https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/pfizer-starts-dosing-patients-oral-covid-19-drug-trial-2021-09-01/

    抗ウイルス薬は基本的に『増殖を抑える』薬ですし、インフルエンザ薬と同様、画期的な効果がでるほどではないのではと思いますが、臨床試験の結果が期待されますね。


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