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どストレートに安全保障で関税と。
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レアアースは、戦闘機やミサイル等の武器装備品にも用いられるため、過度に特定の国に供給を依存することは危険です。ましてや、米国にとって中国は戦略的競争相手なのですから、中国への依存を下げようとするのは当然とも言えます。
米国にはレアアースの鉱山があり、採掘を本格化させしています。
レアメタル、レアアースの高度の精製にはコストがかかり、市場経済の先進国ではビジネスとしては敬遠される傾向にあると言われます。そのため、米国もコストの低い中国に供給を依存してきたのだと考えられます。
米国は、米国単独で安定供給を目指すのではなく、オーストラリアとの連携を強化しています。オーストラリア企業が米国内(テキサス)で精製を行うのです。複数あるオーストラリア企業とのレアアース精製に関するプロジェクトは、米国防総省が資金を出しています。正に、中国が総体的国家安全保障観で示しているとおり、資源の安定供給も安全保障の一部なのです。
とは言え、米国がレアアースを安定して入手するには課題もあると言われます。それにも関わらず、レアアース等の中国依存を下げる制限等を先行させるのは、米国ならではです。中国に対するレアアースの依存度を下げて安全保障上のリスクを低下させるという国家目標を設定し、その目標を達成するためにどのように障害を排除するかという思考過程が米国の政策決定です。日本は逆で、どのような障害、制約、課題があるかを先に並べてから、その中で動ける範囲で政策を決めようとしますから、米国に比べて政策決定の速度が遥かに遅くなります。
資源に乏しい日本は、まず、少々のコストをかけても安全保障上のリスクを下げるという決定が必要で、米国やオーストラリアと協力して安定供給に努めるとともに、都市鉱山を活用するために、高度の精製を含むリサイクルがビジネスになるよう政府が支援する必要があります。