認知症の新薬登場に世界が注目。懸念は副作用と高額な費用
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昨日の記事の続編です。認知症の新薬について取り扱っています。こちら米国で大きな議論を巻き起こしている薬剤です。
今は「遠くの国で起こっていること」かもしれませんが、いずれ日本でも同様の議論が必要となる日が来ると思われます。非常に分かりやすい内容です。認知症は今後(もう今ですが)の大きな課題です。
ドネペジルという初期に出たお薬しかない時は患者さんの家族みんなが欲しがり取り敢えず全部の認知症に処方なんてことがあり、食欲は無くなるは徐脈になるはなど色々あり精神科の先生は入院になるとまず処方を止める状況になってきました。薬が悪いとは思わないですが、それほどニーズが喫緊ということと思います。
今回のアデュカヌマブ(Aduhelm™)は、認知症の中で最多のアルツハイマー型認知症67.6%(脳血管性認知症 19.5%
レビー小体型認知症 4.3%、その他 8.6%)を対象にしてます。認知症の最大のリスクは加齢であり、高齢になるほど認知症のリスクは高くなる。山田先生が解説してますが、高い!1人の患者に対し1年で$56,000であり、これは日本円で610万円に相当します。もっと安く多くの人に渡るようになってほしい。
エピソードですが、グループホームで認知症の方々60名ほどに、コロナのワクチンなども打った直後に「覚えていない」という。認知症でコミュニケーションが取れなくなった人への対応を考えていく必要がある。障害者などもコミュニケーションが取れないが、高齢者の認知症のコミュニケーション障害は数があまりにも多い。声に出したい認知症の薬「アデュカヌマブ」。
薬剤費用は年間一人あたり2000万円にも上ると予想されているそう。
アルツハイマー病患者は日本国内だけでも600万人。
仮にその1%の方がこの薬剤を保険適用で使い始めたとすると...。