3回目のワクチン接種は「原則自治体で検討」 河野担当相、年代別接種率も公表
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3回目のワクチン接種は、普段過ごす環境を前提として、ベネフィットがリスクを上回る人は接種する判断をすることになるでしょう。
2回目までと違い、自分で考える必要があります。
高齢者でも、一人暮らしで無職の人と介護施設にいる人では、判断基準が変わって来ると思います。
年代別のワクチン接種率を見ると、50代で2回目接種率が50%を超えました。これで罹患リスクが比較的高くなる50代以上で、かなり感染や重症化が抑えられることは朗報です。
一方で、70歳以上でも1割以上ワクチン未接種者がいるんですね。この1割の内、ワクチン接種を出来ないのではなく、しなかった人はどれくらいでしょう。年代別の接種率の公表が重要ですね。1回目の接種率は20代が47%、30代が52%とおよそ半数。着実に進んでいますが、まだ半数は手付かずなのですから、局面の打開には時間がかかりそうです。
「年代別の接種率(22日時点)を公表した」
これ政府が公表しないのでずっと困っていたので(都道府県や市町村単位で独自集計したものはあるが、日本全国のデータが公開されていなかった)、やっと出してくれたという感想。内閣官房CIOのダッシュボードとオープンデータでの公開も必要でしょう。
今回の数字から見えてくるのは、一つは高齢者の接種率は90%台前半で頭打ちになっており7~8%前後の接種を受けない層がいそうなこと。これはフランスやドイツよりは良い数字ですが、英国やこのほど全人口に対する接種率85%を達成しコロナ対策の制限を全面解除したポルトガルよりは悪い数字です。
落ち穂広いのような話ですが例えば接種を受けない人が10%いるところから、これを8%まで接種を進められると、違いは2ポイントですが未接種の高リスク層は2割減るわけです。人数にして数百万人の違いがあるわけで、小さな変化が大きな違いを生みます。
また現時点では30代の接種率が20代をわずかに先行していますが、接種が進んだ幾つかの国ではこの間に逆転現象が見られる事です。例えばフランスでは30代の接種率は上下の世代と比較して5ポイントほど低いです。
生活や仕事でもっとも活発なこの世代の接種率が低くなるのは謎かつ問題で、日本はどのような経緯を辿るのか注視は必要だと思います。