[東京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は4営業日続伸している。北海ブレント先物は3年ぶり高値に向かう展開。原油などリスク資産への強い投資意欲や景気回復への高い期待感が見られる中、供給のタイト化が意識されている。

0037GMT(日本時間午前9時37分)時点で、北海ブレント先物は0.40ドル(0.5%)高の1バレル=77.65ドル。前日には一時、2カ月ぶりの高値に上昇し、終値で2018年10月以来の高値を付けた。

米WTI原油先物は0.27ドル(0.4%)高の1バレル=73.57ドル。前日は1.5%上昇し、8月上旬以来の高値を付けた。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「原油価格は一方通行で上昇に向かっているようだ。リスク選好が高まっている」と指摘した。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)のデータでは米東海岸の製油所の稼働率が93%と2019年5月以来の高水準に達し、燃料需要が高まっている兆候が示されている。