8月の消費者物価は横ばい 13カ月ぶりに下げ止まり
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生鮮食品を除く指数は確かに前年比横ばいではありますが、良かれ悪しかれ菅政権が強引に下げた携帯代を含む通信費が大きく下がっただけで、生鮮品を除く食料、水道光熱費等を含む住居費、被服費、教育費、諸雑費等の項目は軒並み値上がりしています。世界的な資源高と積極的な金融緩和以来の円安が重なって輸入に頼る資源の価格が大きく上がっていますから、携帯の値下げ効果が切れたら庶民の懐を直撃する物価は全体としてじわじわと上がりそう。
庶民にとって、賃金が下がり社会保険料や税金が上がって可処分所得が減る中で、物価だけが上がる状況が既に始まっていると見て良いんじゃないのかな・・・
「13カ月ぶりに下げ止まった」というのは、庶民にとって決して好ましいことでないように感じないでもありません。コストプッシュの物価上昇は、庶民を貧しくするばかりです、たぶん (・・;
注目のコメント
そもそも欧米ではインフレ高進が金融政策正常化の理由に使われ始めているのに下げ止まりで安堵感を覚えていることが異常だという事実を押さえるべきだと思います。
既に先月末に公表されていた東京都区部ベースで8月横ばいでしたから、新しい情報はほぼありません。
なお、季節調整済み前月比では▲0.1%の下落であり、デフレ脱却には程遠いです。