20年で100兆円稼いだGPIFはどんな資産運用をしている? 個人でも真似できるのか
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資産運用は大きく分けて2種類あります。1つはリスクのほとんどない安全資産への投資で、預金、短期国債などです。これでは減らない代わりに、虫眼鏡で見える程度にしか増えません。もう1つはリスクを取るポートフォリオ運用です。ポートフォリオ運用をする投資家は、世界中のほぼ全ての投資家が大きく儲かっています。最もシンプルな60:40投資では、60%を株式、40%を再建に充当します。株価は世界的に史上最高値圏、金利の低下で債券価格もほぼ史上最高値圏、に値上がりしているからです。日本の預金信仰は完全に過ちだし、資産運用の世界の常識を学習する機会のない日本人は相当に損している、と思います。なぜ世界で日本人がだけが過度に株式投資を恐れるのか、この問題を突き詰めたら心理的な壁は崩れると思います。
注目のコメント
私たちが納めている年金保険料を運用しているのがGPIFで、過去平均年率3.70%のリターンを達成しています。この記事にある通り、投資の仕方は外国債券・国内債券・外国株式・国内株式に均等に投資をすることなので、誰でも真似が出来ます。しかも殆どがインデックス投資です。この記事に出ているようなバランス型投資信託や、4つの資産のインデックス投資信託に均等に投資することでできますので、投資の一歩を踏み出してみましょう。
直近の資産規模が190兆円を超えてますから、20年で2倍以上になっていることになります。
野党は当時、基本ポートの見直しに反対してましたが、その見直しなかりせば、このパフォーマンスはあり得ませんでした。GPIFが20年で100兆円のリターンを上げたって意外と知られていないんですよね。
国内株式、国内債券、外国株式、外国債券をざっくり4分の1ずつという構成は、資産運用初心者が真似るポートフォリオとしてはとても良いと思います。
ちなみに、北海油田からガッポガッポ湧き出る石油収入で運用するノルウェー政府年金基金の資産ポートフォリオは7割以上が株式なので、GPIFよりもリスクを取った運用になっています。
ノルウェーの手厚い社会福祉制度は、こうした公的年金が支えている面が多分にあります。
もうひとつちなみに、自分個人のポートフォリオは株式が8割で、そのうち米国株式、日欧株式、新興国株式が4:4:2の割合となっています。