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着床前診断で流産率低下 日産婦が大規模臨床研究

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    産婦人科専門医 医学博士

    出産率は変わらなかったが流産率が低下したというのは、体外受精が必要な、お子さんを望むカップルにとって十分に有益です。

    自然流産は体外受精でなくても10%以上の確率で起こりますが、心身ともにダメージを受けます。

    このような研究を経て、慎重に評価され、患者さんたちのためになるよう医療が活かされていくことを期待します。


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    Daddy Support協会 代表理事 産業医・産婦人科医・医療ジャーナリスト

    倫理的・医学的ともに非常に難しい領域で、本当の専門家でなければ正確な情報が提供できない分野です。
    産婦人科医である私でも難しいところですが、総論的なところを補足します。

    着床前診断は体外受精でのみ用いる事ができます。体外に卵を取り出して受精させる方法には、体外受精や顕微受精など種類があり、女性からの採卵、精子による媒精、人為的環境による発育、というプロセスを経ます。
    体内での受精〜着床のプロセスでは、最初は卵子・精子ともに一つの細胞であるものが、受精以降分割を繰り返し、図にあるような胚盤胞という状態になり、着床します。
    このプロセスを体外にて再現し、胚盤胞まで成長させ、子宮内に戻すのがいわゆる体外受精です。

    この胚盤胞まで分裂した状態では100個ほどの細胞から構成され、この一部を採取し、染色体を調べるのがここで言われる「着床前診断」です。
    なお「出生前診断」にはこの他にも母体の血液の検査(NIPTなど)や羊水検査、更には妊婦健診で行われる超音波(エコー)検査も含まれ、広義の分類になります。

    着床前診断の難しいところは、事前に染色体を調べ、例えばトリソミーなどが見つかった場合に、その胚を使わないことができる、つまり選択できるという点です。
    21トリソミーがダウン症として有名ですが、21トリソミーの全てがダウン症として産まれてくるわけではなく、実はその8割近くは流産に至っています。
    このように染色体異常がある場合、これを着床前診断で除けば確かに流産率が下がることが推定されます。

    しかし、記事にもあるように「流産を繰り返していた女性」(≒不育症)の女性において、その流産が減少するということが示されたのであり、「全ての女性において」とはされていません。
    また4割の胚しか戻せないという事でもあり、出産に至る割合に変化がない事からは、本当にこれを行うことが生児獲得率の向上、並びに女性の負担軽減に有用かは検討をする必要があります。
    倫理的にも難しい領域であり、「命の選別」という批判もある点からは、安易な判断ではなく、しっかりとそのメリット・デメリット、更には社会的影響を鑑みた上で利用するかを決めることが求められており、学会もこの研究のみで結論を出す事はしないと考えられます。


  • 不妊治療経験、流産も経験した私としては光に感じました。

    採卵や移植って時間もお金も体力もメンタルも奪います。
    さらに、妊娠判定をもらっても流産となると、流産手術も必要となります。

    命の選別したくて着床前診断をお願いしたいのではない。

    我が子に会いたくて、会いたくて、着床前診断をしているのだ。


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