(本文1行目の日付を「16日」から「22日」に訂正します。)

[ブラジリア 22日 ロイター] - ブラジル中央銀行は22日(訂正)に開いた金融政策委員会(COPOM)で、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ6.25%とした。利上げは2会合連続で、決定は全会一致だった。

インフレ抑制に取り組む中、10月に3会合連続となる100bpの利上げを行う可能性も示唆した。

ロイター調査では、エコノミスト35人のうち25人が利上げを予想していた。

COPOMは声明で、来月の100bp追加利上げによって「金融引き締めのプロセスを制限的な領域に一段と進める」計画を明らかにした。

また「関連期間にインフレが目標に収束するのを保証し、同時に委員会が経済情勢や、衝撃の持続性についてより多くの情報を入手することを可能にするためには、この(利上げ)ペースが最も適切だ」とした。

ロイター調査では大半のエコノミストがこの日の100bp利上げを予想していたが、9人はより大幅な引き上げを見込んでいた。

リオ・ブラボ・インベスティメントスのエコノミスト、Joao Leal氏は「中銀はわずかにタカ派的だった」とし、個人的にはより強いタカ派姿勢を予想していたと述べた。

ただ、急速な利上げによってブラジル経済の回復が妨げられ、2022年に再選を目指すボルソナロ大統領がポピュリスト(大衆迎合主義)的な政策を強める可能性があるとの懸念も一部で出ている。