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台湾 TPPへの加入を申請 中国側の反発も予想

NHKニュース
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    当初の合意通りTPPが成立していれば、工業製品の貿易額で見た発効直後の関税残存率は日本が0.9%、日本以外の11か国は23.4%、米国は32.6%になるはずでした。長い間、農産物の関税を守るため工業製品の関税撤廃を続けた結果、日本から輸出するときは相手国の関税が邪魔になるが、外国に出て生産して日本に輸入をすれば、相手国でも日本でも関税が掛からない状況にあったのです。これでは日本の空洞化は避けられません。かといって、関税を撤廃してしまった日本が2国間交渉で相手国に関税撤廃を迫っても、相手国が応じる道理はありません。そこで米国を巻き込んで、当初は現状を基に冒頭の通り一定の関税を各国に認めつつ、環太平洋に米国を核とした大きな自由貿易圏を作るという理念で最終的には全ての参加国の関税をゼロにする方向で合意を見たのです。核になるのが米国でなく中国であったなら、こうした交渉は決して成り立たなかったように思います。
    日本にとってTPPのメリットは、米国の力を背景に中国を牽制しつつ独自の影響力をアジア諸国に発揮できるところにあったのです。中国が入って米国が入らぬRCEPと米国が入って中国が入らぬTPPとのそこが決定的な違いです。米国が抜けたあと日本がTPP11を纏めるに際し、一部の条件を米国が加わるまで凍結することにせざるを得なかったことからみても、TPPの意味合いが分かります。
    米国が加わらぬままTPPに中国が入ればRCEPとTPPの両方で中国の影響力が圧倒的に強くなり、日本が独自の影響力をアジア諸国に及ぼすことは殆ど不可能になるでしょう。逆に中国は、米国の牽制を受けることなくRCEPでもTPPでも思い通りの条件交渉が出来るようになるはずです、たぶん。
    TPPに関する限り、英国と台湾が加わって中国が入らぬ形にとどまって、いつか米国が参加する日を待てるのが日本のために良いように感じますけれど、米国が加わらぬ限り貿易圏とて大きなものにはなりません。アジアの国々の中には中国の参加を歓迎する向きもあるでしょうから、日本にとって難しい交渉になりそうですね・・・ (・・;


注目のコメント

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    オウルズコンサルティンググループ 代表取締役CEO

    中国に続いて台湾の加盟申請です。台湾については11ヵ国でのTPP合意直後から手を挙げていたのでこの方向自体にサプライズはありません。

    もちろん各論では中国の国有企業の問題など解決が難しいアジェンダも多いですが…
    TPPは日本が唯一国際ルール形成をリードできる歴史的なツールですので、基本方針としては「どのような形であれTPPが育つことはポジティブ」と捉えるべきです。
    それ自体が米国とより健全な対話をすることにも繋がります。

    日本の通商戦略の新たなステージに注目しましょう。


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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    これはなかなか面白い動き。TPP主導する日本としては、単純に中国の申請を受けるわけにもいかない中で、日本が表向き何もしなくても、中国が自分から退席してくれる可能性と言う意味で、なかなかうまい(?)カウンター。

    これは一応関係各国の間で切り返しのカードとしてあらかじめ用意されてたと考えるべきなのかなと。となると中国側もその動きは察知しているはずで、台湾に国際舞台への公式参加の糸口をみすみす与えてしまって終わりとも思えない。じゃあ次の返しは?興味は尽きませんね。


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    明星大学 経営学部教授

    実は加盟を早くから希望していた台湾に対して、中国を刺激することを懸念した日本は慎重姿勢でした。しかし中国が加盟申請を出したからには、そんな配慮は無用です。
    中国は先に加盟して、台湾のTPP加盟阻止するのも目論見の一つでしたから台湾の危機感は高まって当然です。
    (日経ビジネス電子版への拙稿も参考まで)
    https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00133/00066/

    今後、中国は台湾と並んで一括議論されることは何としても阻止しようと各国に圧力をかけてくるでしょう。まだまだ駆け引きは続きます。

    そして慌てているのは韓国です。


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