フォックスコンがタイのEV工場で2023年までに5万台の生産を開始と発表
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確かに、以下の読みは正しいですね。
(以下、記事中から引用)
「タイは、他の市場と比較して、自動車製造に適した政策と伝統を持っていて、Foxconnにとって大きな価値があります。また、中国ではByton(バイトン)と製造提携していますが、現在は保留になっていると言われています。中国は最大のEV市場ではありますが、EV市場が細分化されているために生産能力過剰の問題を抱えており、多くの自動車メーカーが十分なマージンを得ることができない状況になっています」
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
注目のコメント
前職の自動車会社勤務時代にタイに駐在していました。
かつてタイはアジアのデトロイトを目指して自動車産業の誘致を積極的に行い、それに対応したのが日本メーカーでした。今でもタイでの日本メーカーのシェアは90%以上です。
最も典型的な例が小型ピックアップ(荷台付きのトラック)で、積載用のみならず荷台にキャノピー(屋根みたいなもの)を取り付けて、乗用車的な使い方もしているのですが、タイ政府はピックアップに極端な税制優遇を行い、市場拡大と自動車メーカーの現地生産を促進してきました。
そんなタイがEV化でも外国メーカーの誘致を図ろうとするのは自然な流れです。日本メーカーの動向が気になりますね。約20年前、外資系部品メーカーでモバイルPentium III用ソケットの開発でFoxconnの競合としてのたうち回っていたころ、すでにテリーゴー氏は将来車の製造を視野に入れているという噂があった。あの頃から今のEV市場がうっすら見えてたのだろうか?
タイはコロナで観光業が壊滅的な打撃を受けており、新しい外資の進出は望むところ。またトヨタを中心としたサプライチェーンが出来上がっており、FOXCONNとしてもやりやすい。タイ人が車に求める要求もそれほど高くなく、価格さえ折り合えば5万台は難しくない。
コロナが後押ししたことは間違いなく、機を見るに敏なFOXCONNの面目躍如といったところでしょう。