「生クリームは飲み物」通販が一時中止に 保健所からの指摘受け 製品名も変更
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保健所の役割としては、地域住民の健康を支えるために衛生面など監視・指導することにあります。かなり細かく設定や基準があるので、弊社でも食関連の新規事業を立ち上げる際には、保健所の方に色々と教えて頂き、指示を仰いでいます。
例えば、お店でパンを焼いて店内提供しているだけなら飲食店営業許可のみでOKですが、そのパンのテイクアウトを始める場合には「菓子製造許可」が必要になる…など。
今回は店頭販売であれば既存設備と許可で対応可能でしたが、「通販」という形態で販売するには設備が不足していた、という指摘に該当した事例となっています。
また、「生クリーム」という表現は乳等省令の規定に基づき、「乳脂肪分が18%以上」と定められているので、ホイップを生クリームとして販売することは認められていません。
注目のコメント
この手の事って結構細かく、異業種参入とかだと盲点になりがち
ただ、行政側都合の規制なので、消費者保護につながってるか?だとイマイチ。
生クリーム→生ホイップに名前変わって誰が得するのか疑問うん、これは、やばいね笑。
残念ながらこういう所、少なくないんですよ。以前頼まれて原料調達面などで相談に応じてたテイクアウト系の店がありましたが、もう店がオープンしてるのに「食品衛生法?あー、ありますよね、まだ実は目を通してなくて」って普通に耳を疑うようなことを言ってきて、紹介元の顔もあったけど流石に頭にきて、「アンタ完全に食品の安全とか消費者舐めてるでしょ」とキレました。
そこは不動産屋でした。普通にそういう人達が広告費かけて流行りものとしてテレビで特集されてるのを見ると、個人規模外食のヤバさを痛感しますよね。加えてクラファンも、制度自体は評価しますが、きちんと商品がコンプライアンスに沿っているかの裏取りができる体質に変わらないとダメだと思います。これですね↓。なお購入ページは削除されている模様。
【名称】洋生菓子
【内容量】105g
【消費期限】製造日を含む1ヶ月
【保存方法】要冷凍(-18℃以下)で保存し、解凍後は速やかにお召し上がりください。
【冷凍前加熱の有無】加熱していません。
【加熱調理の必要性】無し。
★原料が新しくなりました!
生クリームを使用した乳脂肪分14%のクリームを使用することでより深い味わいになりました!
【原料名】乳製品(国内製造)、植物油脂、還元水飴、砂糖、洋酒/乳化剤、カウコーヒー、メタリン酸Na、香料、セルロース、安定剤(増粘多糖類)、(一部に乳成分・大豆を含む)
【栄養成分】
エネルギー:395kcal
たんぱく質:1.6g
脂質:35.6g
炭水化物:16.9g
食塩相当量:0.1mg
https://hawaii-kau-coffee.shop/items/613c41b1603feb15b117bfb7
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食品の規格は色々めんどくさいけど、よく読むとけっこう初歩的なところでつまづいてますね。
「同製品は、同社のハワイカウコーヒー新宿御苑本店の店舗内で製造。店頭で販売して客がすぐに飲む場合は飲食店の営業許可があるため問題ないものの、通信販売で「飲み物」を販売する場合は専用の工場レベルの設備・営業許可が必要になると指摘を受けたと同社は説明しています。」