台湾半導体「このままではパンク」 綱渡りの生産現場
日本経済新聞
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<要約>
・TSMCの幹部層は休みが取れないほどの繁忙期が昨年秋から続く。
・帰宅は毎晩3時過ぎ。会社で寝泊まりもある
・なとかギリギリの操業を継続。
・幹部層の唯一の支えは、年3000万台湾ドル(約1億2千万円)の報酬。
・中堅クラスでも年収数千万円のTSMCが過去1年間、賞与とは別に支払った特別報酬は社員平均で約560万円。
・200万円台の台湾の平均年収をはるかに上回り、未曽有の繁忙を破格の待遇で応える。
・世界の先端半導体の生産は今、92%が台湾に集中する異常ぶり。
・台湾は現在、新型コロナウイルス対応で全てのビザ発給を止めたが、半導体は特別扱い。ある日系企業は、数百人の技術者を台湾に送り、急拡大するTSMCの生産を綱渡りで支える。いくらTSMCが拠点工場の海外展開を推し進めたところで、やはり一社で世界のハイエンドCPUのファウンダリー機能を担うことには無理があり、世界の経済安全保障の観点ではリスクが高くなってきていると思います。
今年3月にインテルがファウンダリー事業参入を発表した際には業界にはその戦略を疑問視する声がありましたが、今になると機をみた正しい判断であったように思えます。