中国不動産不安で世界株安 日経平均急落、3万円割れ
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注目のコメント
株が大幅にさがったときにいつもよくみていた指標が、ドルの調達コストとCDS。
中国のCDSがあがっても、そもそも欧米からお金借りる体質というより、新興国にお金貸してる立場だから、欧米市場との相関性が本来めちゃくちゃ高くはないはず。
とはいえ、もともと高いなって感じる株式市場だったし、あんまり手を出したくない&半期の決算みてから買いたい人が多いかもしれないので、ここ1ヶ月ほどは踊り場かもしれませんね。ざーっと思うことを。
市場が織り込んでいるのは、リーマンショックのようなグローバル金融危機ではなく、中国での景気悪化や金融市場の混乱だと思う。おまけに、それは現時点ではそこまで激しく織り込んでいない。
金融危機を織り込む際には、基本的に資金調達が厳しくなるそうすると資金調達が厳しいプレイヤーへの見方が厳しくなるので、グローバル(というか米国市場)ではハイイールド債やTEDスプレッドなどが悪くなる。そこの反応はまだない。
https://fred.stlouisfed.org/series/TEDRATE
https://fred.stlouisfed.org/series/BAMLH0A2HYBEY
リーマンショックもリーマン単体ではなく、それが金融市場全体に広がったことがポイント。
不動産投資は多くの企業が行っているし、理財商品経由の資金調達は企業だけでなく地方政府なども行っている(地方政府周りでは融資平台という言葉がキーワードだったと思う)。
これは10年位前からずっと次のトリガーになりうるといわれていた領域。ただ徐々に規制もされてきた(一方で規制されながら今回のようなことにもなっている)。過去にも元本保証禁止などがあるなかで、結局マーケットは壊れなかったが、This time is differentなのか?
2016年6月 中国の銀行、影落とす「理財商品」急増
https://newspicks.com/news/1595619
2017年11月 「影の銀行」規制、中国が本腰
https://newspicks.com/news/2652726
2017年11月 中国資産運用業界に激震か、理財商品の元本保証禁止
https://newspicks.com/news/2652932
2018年2月 中国「理財商品」債務不履行続く
https://newspicks.com/news/2792014
2018年9月 中国、地方の隠れ債務「500兆円」の憂鬱
https://newspicks.com/news/3304214
2018年9月 リーマン危機10年 現場を歩く 景気対策4兆元の功罪
https://newspicks.com/news/3306772