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質的アプローチには、データの収集や集計の過程で捨象されてしまうリアルに注目して知見を見出す面白さがあります。観察と分厚い叙述から知見を見出す作業は骨が折れる作業でもありますが、現場のリアルが宿るので腹落ち感が違います。
量的アプローチばかりが注目されてしまう状況だからこそ、質的アプローチも忘れないようにしたいですね。
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以下記事より引用
>別の文化の内側に入っていき、今まで当たり前だと思っていた自分たちの文化を外側から見る「インサイド・アウト」の手法をとることで、それまでの常識から自由になる
>文化人類学者はそれを「あるものを根拠にそれを『データ』としてまとめ、対象となる媒体に掲載されれば真理として認定される」という一つの文化である、と考えます。
>現在の文化の中で、良い商品を提供したり職場の人間関係に生かしたりするのにも役立つし、仮に社会が大きく変わって今の常識が通用しなくなっても、文化人類学特有の視点をシャッフルする力をもってすれば、慌てずに対応できるはずです。
かつてグレゴリー・ベイトソンという人類学者は、異なる見方をすることで、ものごとのとらえ方が豊かになるとした「ダブルディスクリプション(二重記述)」を提唱しました。(ベイトソン・グレゴリー2006『精神と自然-生きた世界の認識論 普及版』佐藤良明訳(2006年、新思索社)参照)
というのは日本人のコミュニティにおいては幼稚園ぐらいから会社員になってからも徹底的に仕込まれますからね。
その前提に水を刺すような人は居場所がどんどん少なくなるw
しかし、
田畑での親子体験や、婚活、学生イベントなどをやっていて思うのは
人間以外の動植物がいる空間で活動していると人間社会のルールなどお構いなしに環境要因が介入してくるので(突然の大雨とかハチが飛んでくるとか)
その場を人間ルールでは支配しきれなくなる瞬間が多々あり、結果的にそれがコミュニティの風通しをよくする作用があると感じます。
ゆえに都市にコミュニティ農園という機能をインストールしていく取り組みは重要だと思います。