【必見】いま一番おもしろい、欧州スタートアップたち
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何かとAIという言葉を添加させて資金集めを試みているスタートアップがいる傍ら、Seldonのように領域を相当特定して、広範囲へのAI適用に邁進している企業を応援したくなります。マシンラーニングのオペレーションに特化しているのは一見地味ですが、時代をとらえている気もします。
AI/MLに乗り遅れてはいけないと切羽詰まっている企業側の目下の課題は間違いなくAI/MLを活かす人材。レコメンデーションエンジン周辺に携わったことがある人にとってメンテの重要性は説く必要はないでしょう。Seldonのホームページのメッセージが分かりやすすぎて素敵だなと思いました。Machine Learning deployment for Enterprise: エンタープライズ向けのML導入
そして、どれだけ膨大なデータに触れるかが勝負の分かれ道だとすると、オープンソースのアプローチは短期間で投資回収はできないものの、持続的な力の源になることは間違いないと思います。
日本は、R&Dの充実を図るために大学研究機関積極的投資を表明しているが、欧州に見習うべきは、国が発展を促す技術を明確に決めていて、サポート内容に具体性がある点。まずは技術の目利き力を強化する必要があると感じます。ヨーロッパはアメリカ市場からみても有力なマーケットで、記事にもあったように有力スタートアップの進出が相次いでいます。
一方でアメリカ同様一部の有力VCがキープレイヤーであることに変わりはなく、Spotifyの初期の投資で知られるCreandum(スウェーデン)、Delivery Heroの投資で知られるPoint Nine(ドイツ)、Wiseの初期投資で知られるSeedCamp(ロンドン)、老舗のIndex Ventures、Accelなどが大きな流れをリードしています。
あとユニークな所だとFrontlineというVCはヨーロッパスタートアップのアメリカ市場展開と北米スタートアップのヨーロッパ市場展開を支援しています。フィンテック大手のClearcoも彼らの投資先の一つです。ほんの少し前まで、「果たしてスタートアップが根付くか?」な雰囲気だったのが嘘のようです。ユニコーン、デカコーン続出でベンチャーが急成長の欧州。
日本も背中を追いかけたい。そのヒントを上前田さんにお伺いしました。