合成映像技術「ディープフェイク」の光と影──“バーチャルヒューマン”の可能性と“わいせつ動画”の課題
コメント
選択しているユーザー
米ルーカスフィルムがディープフェイクYouTuberのShamookを採用するなどの動きも見られ、非常に面白い技術だと思います。
現時点では大半が悪用されているとの事ですが、
映画やアートなど芸術分野での技術浸透が、発信コンテンツへの倫理観を生むきっかけになればと願います。
注目のコメント
記事後半で触れられている、ディープフェイクを利用した実在タレントの死後の"IP活用"。「死者の権利」は、理論面でも実務面でも難しいテーマです。
例えば、ニューヨークでは著名人のパブリシティ権(名前、肖像、画像、音声の商業的な利用)を死後まで拡張しようとするロビイングがされており、法案も提出されています。しかし、表現の自由や報道の自由と抵触すると批判されているそうです。
パブリシティ権のように財産権的な権利として構成するなら、法理論上は相続なども可能性だろうと想像できる反面、人格的権利や死者への宗教的崇敬感情への配慮などとの整合性をどうすべきかが難しいところです。
「AI美空ひばり」が「冒涜」との論争を巻き起こしたように、美学的・倫理的な課題もあります。
なお、GDPR(一般データ保護規則)と死者の個人情報について、以下の論文が詳しいです。
https://ci.nii.ac.jp/naid/40021562187最新の動向については下記の記事でご紹介しましたのでご参考にどうぞ。
「2019年に~~~」という解説がありますが、この分野では半年前の技術でも「古いね」と言われるくらい技術革新が進みます。
女性の脅威となるディープフェイクポルノとは? 芸能人の顔をアダルト動画に合成、男に有罪判決が下される
https://newspicks.com/news/6166825録画映像はdeepfakeで編集された可能性が常にある。ライブ映像では本人であることを示すために、顔面の前で手を素早く振るなど、リアルタイム編集されていないことを示すことが常識になるかも知れませんね。それさえも計算速度や補正で克服できてしまうかも知れませんが。映画「ブレードランナー」のアンドロイドではないことを証明するためのテストみたいですね。