ウィーワーク、賃借せず出店 国内シェアオフィス
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いいピボットな気がします。ウィーワークは、IPO前、5兆円というバリュエーション(企業価値)がついていました。これによりAmazonやFacebookなどと同じく「ネットワーク外部性」が働く、と言っていたからです。
シェアオフィス事業自体は、そこまでネットワーク外部性が働くものではない。しかしウィーワークはコワーキングスペースにコミュニティープラットフォームを構築し、利用者同士をネットワーキングしたいと言っていた。そしてアウトソーシングや求人、業務提携などの取引コストを下げ、コミュニティー内のメンバー間の取引を活性化しようという構想を掲げていた。
いわばビジネス版シェアリングエコノミーだから、参加するメンバーが多ければ多いほど価値が高くなる。これこそが時価総額5兆円という高評価につながる源泉だろう。いわば、リアルの世界版Linkedinである。
しかし、実態は、そうした運用のソフト部分よりも、ハードである建物の賃借料や、それをキラキラオフィスにリニューアルする費用が嵩んで巨額の赤字を計上していた。それが、ウィーワークのIPOが、瓦解した理由である。
この記事のように運営に徹するのであれば、まさに、星野リゾートのように、建物ハードだけではなく徹底的にソフトを磨くことになる。
キラキラかっこいいオフィスへのリニューアルはできないかもしれないが、日本には、ウィーワーク的な内装を持つシェアオフィスも増えた。
これは頑張れば、行ける可能性がある。実はピボットではなく、いわば、本来のビジョンへの原点回帰ですね。ただ普通の会社になるだけ。
その選択肢なら、日本において、もうウィーワークいらない、、、
他のデベロッパーの運営の方が圧倒的にちゃんとしているから。
次は何してくるんだろうってワクワクさせる手がないのなら、イノベーションでも何でもない。
市場がデカ過ぎて最初からどうしようもなかったのか、夢半ばだっただけでやり切れる未来もあったのか、時すでに遅しですが、あの時あぁだったらどうなっていたんだろうと妄想してしまいます。床を作らずとも、床をネットワーク化させることによって規模の拡大ができ、単位面積あたりの利用率をあげることによって、賃料もより多くとれるようになれるというビジネスモデルができれば、必ずしも超高層に頼った不動産開発以外の可能性も広がると思います。
床を大量に作って貸すしかビジネスモデルのない不動産の床の呪縛からの解放策として、ウィワークの働き方の付加価値を体験としてつくってネットワーク化する考え方は正しいと思います。
ある程度のブランドとして認識されるまでは、これまでの強行突破のようなやり方は必要だったと思いますが、それが確立された今、オペレーションだけを行う事業への切り替えは良さそうです。