AIは本当に仕事を奪うのか 評価なお定まらず
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AIと言うよりデジタル化で奪われる仕事は膨大でしょう。
勘違いしている方が多いのですが、一人の仕事をAI代替することが本質ではありません。デジタル化+AIで業界構造が変わることが本質です。
CDショップが消えたように、「ネット化+AI」は大きなインパクトでした。EC化率はBtoCは未だ8%に止まりますが、BtoBは33%です(経産省)。やはり直に目で見て買いたい人が多いからでしょう。でも、5G+VRで高精細大画面3D映像が来たら、BtoC ECも急速に拡がるでしょう。
次の大波は、自動運転含む「ロボット化+AI」です。リアルな現場なのでゆっくりですが、2020年代後半から徐々に広がると考えます。自動集配車が普及すれば街のクリーニング屋は大打撃です。自動調理ロボにはコンビニイートインが外食産業を奪う可能性を感じます。
見えづらい未来として、デジタル移民があります。機械翻訳精度が上がれば、ホワイトカラーの外国人テレワーク就労は仕事を奪う可能性大と思います。
注目のコメント
インターネットが登場したときにも同じ議論がなされました。いま、インターネットのせいで仕事が奪われたとお感じの方はどれだけいらっしゃるでしょうか?
特定の職業に目を向ければ確かになくなるものもあるかもしれません。しかし、それ以上にIT人材が求められているように、AIに関連する人材が求められ雇用は拡大するのではないかと思っています。従業員の高齢化や雇用が足りていないような領域(例えば介護とか、保険の査定とか)そういったところではAIによる支援は高く望まれています。日本は少子化・高齢化の先進国であり、そのようなAIの活用方法を開拓できる機会がある。私が言うとポジショントークぽくなっちゃうかもですが、これはものすごくリアルなビジネス機会だと明白に感じています。これらの分野でソリューションを確立できればこれから高齢化が進んでいく他国に輸出もできます。
一方で、誰が作ったAIなのか、と言う問題があります。AI分野のR&Dで日本が遅れをとっていることは広く知られていて、つまりアメリカや中国の作ったAIが日本の雇用を置き換えていくということになると、これは経済的な発展の観点から危惧するべき状況です。
ですから今急激に必要なのはAIを作る側の人材を育成していくこと。インターネットも膨大な雇用を作り出したのと同様AIもそうなるでしょう。現にどのAI会社も高いスキルを持った人材の採用に苦労しています。中身読めないので分かりませんが、この議論でもれがちな視点は、「人間の方が安い」ケースも多いということ。
AIが人間よりも優れた能力・ケイパビリティを有していたとしても、そのサービスを利用する側にとっては安い選択肢を選ぶのは自然。自動運転よりも人間のドライバーの方が安い状態は、しばらく続くのではないでしょうか。会社や部署特有の煩雑性・特殊性のあるエクセル作業は、AIで自動化するにはスケールが足りない、というケースもまだありそうです。
似たような話で、「電力消費量の効率性」という観点もあるかと思います。人間の思考は機械の思考よりも電力使わないはず。人間の方が機械よりも環境に優しい場合もある。