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社会民主党が支持率首位とはいえ25%程度で、単独で過半数をとる政党は無いでしょう。
 日本だと、こういう場合、全国の小選挙区で政党間の候補者調整をできるかどうかが勝敗を分けるので、選挙の前に野党連合のような政党連合を組んだ方が有利に戦えます。
 ドイツの選挙制度だと、比例代表が中心なので、選挙前に政党連合を組む必要は比較的少なくて、選挙結果が出てから第1党が連立相手を決めることになります。社民党+緑の党で過半数を超えるならそれで決まりですが、両党がかなり議席を伸ばさないと、2党で過半数は超えません。
まず、最近のCDU/CSUの不人気の底流には、長期政権に対する有権者のマンネリズムがあるはずです。この点、メルケル政権とコール政権の晩期に共通点を感じます。

他方、かつてと違うのが、対抗馬としてのSPDの地盤沈下が進んだことです。これは英労働党の推移と似ていますが、要するに中道左派から自由主義的な思想・戦略に接近した結果、SPDが政党として中道右派との特色の違いを打ち出せなくなったのです。

SPDの凋落は大連立の文脈から語られますが、元はシュレーダー政権期に起因していると見るべきです。より言うなら、こうした中道の「一体化」は、世界的な現象であり、ゆえにカウンター的な現象として民族主義的な政党が、左右の立場を問わずに現れてきたことになるわけです。

ただ、繰り返し指摘していますが、緑の党という環境政党(これも私は幅広い意味では左派民族主義的だと考えていますが)は、そのレゾンデートルを保つために、荒唐無稽な主張を繰り返しています。過激さを失えば、SPDとの違いを打ち出せません。

こうした中道の一体化と、対抗政党の過激化は汎ヨーロッパ的な現象であり、その実、米国でも共和党の変質にそうした片鱗を窺うことが出来ます。我が国でも、与野党の関係に似た様な構図が見えるかもしれません(とはいえ、昔からですが)。
過半数を取る政党はまず現れないとして、アフターメルケルのEUを操舵できるとしたら誰か、と問われると現財務相のショルツSPD党首か、ラシェットCDU党首か、という二者択一だとは思いますが、結局組む相手次第で如何にようにでもパターンが組める以上、予断を許しません。

1つ言えることは、仮に冬場が感染拡大の山になるようなことがあったとして、その時に政治空白になっている怖さはある、ということでしょうか。年内政治空白も十二分にあり得るシナリオです。
16年という長きに渡ってドイツを率いてきたメルケル首相がついに退任します。メルケル後というのはドイツにとって大きな変化になり、現在、後任の指導者は誰が望ましいのかをめぐり争いになっています。来週以降、この話題が大きな注目を浴びると思われます。この記事で現状をしっかりと確認できることはありがたい。
メルケル首相の功績を鑑みると、誰が後任になってもリーダーとしてかなりの政治的手腕が求められそうです。