相次ぐ「ブレークスルー感染」 専門家が語るリアルなワクチン効果
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①感染を防ぐ②発症を防ぐ③重症化を防ぐ、の中で一番重要な③を論じない。こういう記事が不安を煽るんじゃない?
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そもそもワクチンには、①感染を防ぐ②発症を防ぐ③重症化を防ぐ、の三つの効果があるとされる。当初、ファイザー社製やモデルナ社製のワクチンについてはいずれも効果が90％以上あるとの報告があった。しかし、イスラエル保健省は7月、①と②について64％まで下がっていたと発表。イギリスやカナダの報告でも90％を下回るなど、こうした各国政府の報告もあり不安につながったとみられる。
注目のコメント
「仙台市が7月中旬～8月末に感染した3164人のうち121人が2回接種を終えていたと発表。ネット上ではワクチンなんて無駄じゃないのか、効かないと言われているものをなぜ打つのかなど、効果を疑問視する意見が目立つようになった」
ネット民は算数もできんのかなあ…。「国民の約半数が２回接種してる（母数はほぼ同じ）」という前提で計算すると、「２回接種した人は、未接種または１回接種の人より２５倍感染しにくい」ということですよね。
（３１６４－１２１）÷１２１≒２５
今回の数字は一般的に言われているものよりむしろワクチン効果が高く出ていますから、ネット民は「仙台はワクチン効果スゲー！」みたいに書かないといけません。「ワクチンには、①感染を防ぐ②発症を防ぐ③重症化を防ぐ、の三つの効果がある」という一方で、感染しない、重症化しないと100%言えるものではない点は理解する必要がある。その意味で「『ゼロか100か』で短絡的に考えるのではなく、効果を正しく理解して接種を検討してほしい」というコメントは共感。
ブレークスルー感染に関して、それなりには起きている。ただワクチンに感染や発症を予防する効果がないのか？というと今のところは『それなりにはある』ように思う。
で『感染者の内で何％がブレイクスルー感染であるか？』という割合を見る時に『分母を意識すること』だと思う。ワクチン接種が増えるほどにその率の高まり、極論すればワクチン接種率100%ならブレイクスルー率も100%になるってこと。
加えて考慮すべき点は『ワクチンを接種する人としない人の特性が違う』ということです。例えば接種率が60%だとして、高齢者でハイリスクな人ほどワクチンを接種しているはずです。逆に接種していないのは子供とかで、子供は最もこのウイルスに強くワクチンなしでも無症状で終わることが多いとされる。症状がなければ検査されることもない。なので単に接種率がブレイクスルー感染率だけで比較をすると誤解しそう。
ワクチン効果を盲信するのは避けたいが今のところワクチンに効果がないとか逆効果というような段階ではないと僕は思う。
