[パリ 17日 ロイター] - サッカーの元フランス代表リュドビク・ジュリ氏は、リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペによるパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)の3トップが輝くまでにそう時間はかからないとの見解を示した。

PSGは15日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグでクラブ・ブリュージュ(ベルギー)と対戦。メッシ、ネイマール、エムバペによる攻撃トリオで試合に臨んだものの、いずれもゴールは決められず、3人のシュートの合計はわずか4本で、枠内に飛んだは2本のみ。エムバペはけがで途中交代し、試合は1─1の引き分けに終わった。

メッシがバルセロナ(スペイン)から2年契約で加入したことにより、前線のバランスが崩れたようにも思えるなか、かつてPSGとバルセロナでプレーしたジュリ氏はフランス紙レキップに対し、マウリシオ・ポチェッティーノ監督について「経験豊富で、必要なビジョンを持っている」とコメント。

さらに、「唯一の問題は、(メッシ、ネイマール、エムバペの)トリオに最低限の守備をさせること。チームは彼らがボールを失ったときに何をすべきかを知り、コンパクトになる必要がある。そうすれば、彼らはうまくいくだろう」と述べ、近いうちに3トップが活躍するときが来るとの見解を示した。

なお、ポチェッティーノ監督は「前にも言ったように、われわれには素晴らしいメンバーがそろっているが、バランスが必要。クリエイティブな攻撃陣を形成しつつ、守備もしっかりと保つ。そのためには時間が必要だ」と話している。