認知機能を改善する可能性が。地中海式ダイエットの研究に期待！
コメント
選択しているユーザー
地中海ダイエットが認知症を改善するか？についてまとめました。
認知症予防に有効と証明された特定の食品というのは残念ながらありませんが、認知症予防につながる「食事法」といえば、地中海式ダイエットが最もそれに近いかもしれません。
注目のコメント
節制した食生活と適度な運動と睡眠。
これ以上に健康の秘訣はあるのでしょうか。
必ずしも誰もが健康を志向する必要はないけれど、当たり前のことができるかどうかで差が出るというのは、仕事と同じかも。今は日本の総合診療科ですので家庭医の情報です。2015年のアメリカ人のための食事ガイドライン引用です。https://www.aafp.org/afp/2018/0601/p721.html
ちなみにガイドラインに出てきているDASH食は一時期日本でも流行しましたが、Dietary Approaches to Stop Hypertensionの略で、高血圧を防ぐ食事法という意味です。もともと米国で高血圧改善のために推奨されていた食事法で、同国の臨床試験ではDASH食を2ヶ月続けたところ、最高血圧が平均して11.4mmHgも下がったと報告しています。
(N Engl J Med. 1997 Apr 17;336(16):1117-24)
食事療法は、障害と早死の唯一の最も重要な危険因子です。患者や医師は、食事の傾向に遅れないようにするのが難しいことがよくあります。その多くは、栄養や健康よりも主に減量に重点を置いています。食事のスタイルを勧めることは、患者が前向きな変化を起こすのを助けることができます。健康をサポートする食事パターンには、地中海式食事、高血圧を止めるための食事アプローチ、、および健康的な食事プレートが含まれます。これらの食事パターンは、未加工の食品、果物と野菜、植物ベースの脂肪とタンパク質、マメ科植物、全粒穀物、ナッツへの主な焦点を促進する強力な証拠によってサポートされています。追加される糖分は、1日のカロリー摂取量の5％から10％未満に制限する必要があります。野菜（ジャガイモを除く）と果物は、各食事の半分を占める必要があります。炭水化物源には、主に豆類/豆類、全粒穀物、果物、野菜を含める必要があります。オリーブオイル、アボカド、ナッツなどのモノ不飽和脂肪と、亜麻、冷水魚、ナッツなどのオメガ3脂肪酸に重点を置くことで、心血管疾患、2型糖尿病、認知機能低下を防ぐことができます。
山田先生の地中海式の食事は以前から言われており、これからの公衆衛生的課題の認知症にも関わる重要な内容です。
