[サンパウロ 17日 ロイター] - サッカーの元ブラジル代表の英雄で、結腸腫瘍の摘出手術を受けたペレ氏(80)の容体について、入院先であるサンパウロのアルバート・アインシュタイン病院が17日に「安定している」との声明を出した。

ペレ氏を巡っては、今週始めに退室したばかりの集中治療室(ICU)へ戻ったと地元メディアが17日に報じ、同氏の健康状態への懸念が高まっていた。

病院によると、ペレ氏は一時的に呼吸が不安定になったため、予防措置としてICUに入ったとのこと。安定した後は「準集中治療室」に移り、現在は「心血管系および呼吸器系の観点において、安定している」と述べた。

また、ペレ氏の娘であるケリー・ナシメントさんはインスタグラムで「順調に回復している。2歩進んで1歩下がることもあるが、彼の年代の男性であればこのような手術を受けた後では普通のこと」と話し、「ついさっき撮った」という、ペレ氏のカメラに向かってほほ笑む写真を投稿した。