SBIの新生銀行TOB、カギ握る金融庁の「議決権行使」
日本経済新聞
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注目のコメント
五味氏は長銀国有化申請時の金融監督庁(当時)検査部長。
因縁と言うか色々と微妙です
https://newspicks.com/news/6184928
"1998年10月23日。「(銀行が不良債権か否かを判断する)自己査定の分類基準が通達通りでなく合理性がなかった。不正確な点があった」。日本長期信用銀行、現在の新生銀行の一時国有化申請を受け、金融監督庁(現金融庁)の五味広文検査部長(当時)は、長銀の査定を指弾した。日本が金融危機にひんしていた頃の話だ。"ここが筋読みの難易度を引き上げています。
> 「新生銀行会長に金融庁元長官の五味広文氏を推薦する案もくせ球だ。OBが経営する銀行を監督しなければならず、別の幹部は「裏でつながっていると疑われたら公正性を問われる」と苦笑いする。その意味ではSBIと新生銀行を等距離に置き、表向き、是々非々で判定する姿勢だ。」本件に関しての、金融庁の「難しさ」の論点がいくつか出ているのでPick。
金融機関に対して、監督官庁としての側面と株主としての側面。また広義の金融市場に対して、ガバナンスなど含めた促進者としての側面と、公共性ある金融システムの監督者としての側面というなかでの買収防衛策にかかる論点。
そして、元金融庁長官を取締役会長として推薦している点も、実利的な面と忖度的なリスクの両面ある。