自動車保険の加入率は約7割 最も選ばれている保険会社は？
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加入率は約7割ということで、任意保険の未加入が3割もいることに今さらながら驚きます。事故は運転者がどんなに気をつけていても発生することがあります。火災保険は家や家財が主な対象であり、自分の財産に生じる損害を補償するのが主ですから、保険に入っていなくても自己責任で済みます。しかし、自動車保険は他人に与える損害を賠償する目的のほうが主ですから、無保険車が3割も走っている状況は恐ろしい。
車対車の事故であれば、自分自身が加入している任意保険で無保険車傷害や人身傷害が付いていれば補償対象になりますが、歩行中（車対車以外）の場合は一部を除いて相手側の自賠責保険しか頼るところがありません。現状のように相手側の保険補償の対象外になってしまう部分の救済については、交通事故以外の犯罪被害者救済制度などとともに、公的補償を含めた制度の充実が望まれます。
それと、無保険車の中には任意保険に加入していたにもかかわらず、更改手続きを忘れてしまって無保険になるケースもあり、そこは保険会社側もしっかりサポートすべきです。最近では「更改うっかり特約」のように満期日を過ぎても一定期間は自動継続と同等の救済をするものがありますが、更改の案内や徹底の頻度などは保険会社によってフォロー対応に差があるのも実情です。
例えば、毎年3月などの年度末は仕事が忙しくて保険の更改手続きを忘れがちなどという人には、更改時期を柔軟に変更できるなどの対応もあってよく、このあたりは保険会社側の企業努力の余地もまだまだ残されていると思います。
