中国恒大の主要取引銀行、引当金設定や返済猶予実施=関係筋
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負債額3050億ドル(33兆円)の負債は、128行の銀行と121社のノンバンクからのもの。1社あたり平均12.2億ドル(1,340億円)の負債になります。金融機関への影響は甚大。取引先では破綻するところも出てくるでしょう。
日本だとメイン・サブバンクを中心に再建方針や債務への対応も検討したりしますが、中国ではそういう習慣がそもそもあるのか、あったとしても「128行超の銀行と121社を超えるノンバンク」とあり、流石にまとめきれないのではないかと思います。
そうなると債権者は我先に債権保全に走る可能性があり、破綻スピードが速くなるかも。また、担保も不動産だと思いますが、不動産の担保価値が適性なのかわかりませんし、こういう状況であり価格下落リスクも高いと思いますので、金融機関へのダメージは大きくなりそうです。
いずれにせよ市場・経済への影響が大きく要注視ですね。運用会社で同社の債券を保有しているニュースが出てます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-17/QZL7VYT0AFB701
ドル建て債券だと思いますが、まず今後チャイナ企業発行の債券投資にブレーキがかかることが予想されます。
そうなるとリーマン直後に行った四兆元の公共投資が、不良債権を生み、その後の債務の返済期に借り換えを行うことで、更に債務額が膨張していったことを考えると、今後同社のように無理な事業を行った企業が債務不履行になる可能性が高まると考えた方が良いでしょうね。
決算内容が不透明な部分が多いチャイナ企業ですからね、どの投資家も慎重になりますよ。