[北京 17日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は17日、上海協力機構(SCO)加盟諸国はアフガニスタンの円滑な移行を支援すべきとの認識を示した。

タジキスタンで開かれているSCO首脳会議でビデオを通じて演説した。中国国営メディアが伝えた。

SCOの加盟国は、中国、インド、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、パキスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの8カ国。アフガンはオブザーバー。

習主席は、SCO加盟国はアフガンが包括的な政治体制を構築し、穏健な内政や対外政策を行うよう、導くべきだと訴えた。

アフガンの「関係各勢力」はテロリズムを根絶すべきと述べるとともに、中国として可能な範囲で一段の支援を提供する方針を示した。

また「一部の国」は、現在のアフガン情勢をもたらした「当事者」として、同国の将来の発展の責任を担うべきと指摘した。

アフガンが、より開放的かつ包摂的で、穏健な国内外政策を取るよう導かれるべきだと述べた。