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「ユニクロ」や「ジーユー」などの、SPA型低価格衣料専門店を展開。特に中核事業であるユニクロは中国・アジア地域を中心に出店を加速。世界でも上位の売上高を誇る。
業種
カジュアル衣料専門店
時価総額
14.9 兆円
業績
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中でもユニクロが出すことで、世の中が動いていく気がしてなりません。
今は女性の悩みに応える商品で展開されていますが、高齢者の介護や、赤ちゃんにもゆくゆくは使っていける可能性もあります。
安価で手に入るようになったら、もっと多くの人が自由になれる期待が持てる。この分野の技術開発に引き続き注目していきたいです。
女性のQOL改善は女性の活躍に繋がる、そんなフェムテックが増えますように。
フェムテックが最近話題ですが、男性からするとなかなか理解できない部分もあると思いますので、ここは数字で示してみます。
約28日周期でくる月経、持続は人によりますが3ー7日なので、長い人で1/4、短い人でも1/10の期間になります。
更にその前後の随伴症状なども含めればその期間は長く、いわゆる「女性の調子の良い時期は1ヶ月で1週間だけ」というのはこういう理由もあります。
また月経随伴症状による経済損失は4,911億円/年、社会的経済負担は6,828億円とも言われており、損失としても市場規模としても大きなものになります。
(月経随伴症状は70-80%の女性にあり、生活に困難を感じるレベルの方が5%程度おられる)
暴論として男性に置き換えると、「月に4−5日ほど連続で睾丸をずっと強く握られている日がある」と思って頂きたい(これもわかりにくい)です。
もうちょっとアバウトかつ分かりやすくするなら、「月に4-5日ほど頭痛と腹痛がある状態で過ごす」という状況でしょうか。
当然、このような状況では薬を使ってもなかなか本調子は出せません。
また貧血も結構な問題で、女性の10%が鉄欠乏性貧血、貯蔵鉄の不足を含む潜在性貧血は65%とされます。
潜在性貧血でも倦怠感などは高率に出現し、明らかな貧血のない女性に鉄剤を内服させたところ、倦怠感などの改善を認めたという報告すらあります。
これら全て、健康男性にはなく、多くの女性が抱えている問題なのです。
次世代を残す機能のために、これほどの問題を抱えているのであれば、そこに対する支援は様々な手段で必要という事がお分かりいただけるでしょうか。
この記事には反してしまうのですが、個人的には「日本のショーツやナプキンの機能が良すぎる」のも一つの問題点があると考えています。
吸収性が良いため、月経量が多い(過多月経)を認知しにくく、貧血になりやすいという背景があります。
もちろん月経は常に一定量ではなく、多少があるものなので、より快適で、より漏れないものがあるのは望ましいことです。
こういった「一見地味なテック」が女性を支えている反面、医療的には「認知の問題」を引き起こしているのは事実であり、ここに対するアプローチも必要と考えています。
それを消費者がどの程度、理解し、どういう選択をしているのかすごく気になります。
繰り返し使うっていうのは抵抗ないのかな
洗うのすごく嫌だろうし、衛生面が気になったりするのかなーと