楽天出資のシンガポールのフリマアプリ「Carousell」がユニコーン化
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2016年、当時クアラルンプールでメディア関連の仕事をしていたのだが、その時のマーケット調査でよく目にしたのがCarousell。
メルカリみたいなのかなぁと思っていたが、まさかここまでとは!
しかし改めて思ったのは、東南アジアのスタートアップやベンチャー企業に対しては欧米資本がかなり注目しており、例えば現地で圧倒的な認知を誇るMudahなんかは、現地会社のCEOはインド人だったが実際はノルウェーのテレコム企業が実質オーナーだったと記憶している(※当時の状況なので今はわかりません)。
いずれにしても東南アジアの成長スピードは侮れないどころか、日本も相当な危機感を持たないと、今後どんどんとパワーバランスが崩れていきそうな予感がします。
注目のコメント
2016年からシンガポールにいますが、到着初期から時々利用しているアプリです。家具や本をシンガポール人から買ったことがあります。メルカリに比べると売れるのには時間がかかりますが、周囲に利用している人が結構います。一般ユーザーの出品には手数料がかかりません。手渡しと現金決済が主流です(が、最近は銀行送金や電子決済アプリ可能としている出品者が増えた印象)
実際に2016年当時に私が利用した体験記は、かつてNewsPicksで書いています。ほぼノリで始めた連載記事の一つです。当時はまだライドシェアや、ユニコーン前の東南アジアスタートアップなどの情報が日本語では少ない時代でした。
「まるでメルカリ? Carousellで実際に買ってみる」
https://newspicks.com/news/1521620
(※現在の仕様は上記記事とは色々と異なっています)
業者からの出品や業者間取引については、広告料を取っているということは関係者のトークで聞いたことがあります。
また、当地公立図書館で行われたテックイノベーターと本というイベントで創業メンバーの一人から話を聞く機会があり、近藤麻理恵さんの本をあげており、ビジネス上インスピレーションを得たと話していたことも印象的です。
また、もう一つ本件ニュースであるのは、楽天出資という点です。楽天は東南アジアのEコマース撤退までのイメージまでしかない人が多いかもしれませんが、投資やエンジニアの雇用などでシンガポールの拠点は結構な規模ですし、東南アジアのプレ・ユニコーンには結構投資をしています。それにはいるのがカルーセルであり、今般、ユニコーン化。同じく楽天が投資をしているキャッシュバックアプリのShopBackなどもユニコーンとなる可能性があるでしょう。当地では楽天というと、carousell愛用者だが、アジアに限らず、ヨーロッパやアメリカからも売買がくる。メルカリ超える予感しかしない。