鹿児島 諏訪之瀬島で噴火発生 噴火警戒レベルを3に引き上げ
NHKニュース
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噴火速報は、桜島や諏訪之瀬島のように火山活動が継続している火山においては、普段よりもさらに大きな噴火が発生したときに発表される情報です。もとはといえばおよそ7年前の御嶽山の噴火で多数の登山者が犠牲になった事例の反省の一つとして導入された、登山者向けの情報です。
今回の噴火速報の背景は、16日20時14分および17日2時12分の爆発による噴石が火口から1km近くまで飛んだ様子がカメラで確認されたため、従来の噴火警戒レベル2では足りなくなる恐れがあるとしてレベル3への引き上げとなったことがあります。
諏訪之瀬島の火山活動そのものについては、大きな変化はなく急に島全体に影響するような噴火が発生しそうというものでもありませんが、2年ほど前からの長期のデータを見ていると、噴煙の高さが最近は高く上がるような活動になってきており、先月には上空4800mまで上昇するような噴煙も出ていました。噴煙が高く上がるだけであれば桜島もたまに5000m以上の噴煙を上げていますが、徐々に活発になっているのは気になるところです。しばらく警戒レベルも3のままとなるのかもしれません。