[ローマ 16日 ロイター] - イタリア政府は16日、全労働者に「グリーンパス」と呼ばれる新型コロナウイルスワクチンの接種証明、または陰性の検査結果か新型コロナ感染症からの回復証明の提示を義務付ける案を承認した。

10月15日から施行される。

ロイターが入手した草案によると、有効な証明書を提示できなかった者は無給の停職処分となるが、解雇はされない。違反者には600─1500ユーロ(705─1175ドル)の罰金が科せられる。

他の欧州諸国でも医療従事者にワクチン接種を義務付けた例はあるが、全労働者にグリーンパスの提示を義務付けるのはイタリアが初めて。