新生銀、TOB表明のSBIへの反論公表…「大株主という理由だけで提携は不可能」
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『SBI証券も(提携の)有力な候補として検討した。大株主の子会社という理由だけでSBI証券を選定することは不可能。』
上場企業として経営の独立性がある以上、少数株主保護の観点からも是々非々で判断するのは当然。とは言え、経営者同士の信頼関係があればまた違うのでしょうが。
注目のコメント
正式な意見表明は明日ですのでその発表を待ちたいですが反論公表というのは、少しだけミスリーディングですね。さも公開買い付けに対して反論していることが前提のようになってます。あくまでも経緯に対するものではないでしょうか。
こう言う報道姿勢により日本の資本市場リテラシーが下がってしまうように感じてしまい勿体ないです。
新生銀行には、とにかく企業価値向上の視点で明日の意見表明をして欲しいですし、その考えの根拠を明確に示せるかが期待されています。経営には銀行を私物化するのではなく、ステークホルダーの視点を明確にして欲しいです。
このリリースを出す時点で、心配がよぎりますが。。。
SBIは公的資金含め、より踏み込んだ提案や公開買い付け価格の引き上げをしてくるか見ものです。
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SBI 地銀ホールディングス株式会社による公開買付けにかかる
意見表明に向けた当行の検討状況について
https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2021/210916_Announcement_j.pdf新生銀行の開示(リンク先)を読みました。分かりやすく書いてあって、そりゃそうだよねという気持ちがします。逆に、SBIのTOBに係るプレスリリースがチェリーピッキングされた情報でストーリーを書いているように思えました。
とは言え、SBIがTOBを行うのは自由なので、多分このままSBI傘下になるのだろうなとも改めて思います。
https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2021/210916_Announcement_j.pdfTOBが新生株主にとって不利益である論旨ではなく、文書のセンテンスベースの反論であるため、第三者からの賛同を多く期待できるものではありません。
とはいえ、公的資金に係るSBI提案が個人的に興味深い発見です。
一般株主をスクイーズアウトした後の、買取返済。まさに、個人的に考えていたナローパスのシナリオです(訴訟リスクを回避するために優先株との交換を介在する必要があるとは思いますが)。