[ワシントン 15日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、火災の恐れがあるとして、電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」を立体駐車場に駐車する際には、最上階もしくは屋根がない階で他の車から15メートル以上離れた場所に駐車するよう所有者に通知した。

GMの広報担当者はメールで、この予防的措置により「まれに火災が発生した場合に構造物や周辺の車両への被害を軽減」できると説明した。同社は駐車の問題について問い合わせをした消費者に通知を送ったという。

GMは以前、シボレー・ボルトを構造物から離れた屋外の場所に駐車し、夜間の充電を行わないよう求めていた。

同社はまた、立体駐車場の充電ステーションを使用する際もその場を離れないよう促した。

GMは8月、バッテリーパックに発火の恐れがあるとして、シボレー・ボルトのリコール(回収・無償修理)を14万台超に拡大すると発表。リコール費用は18億ドルに上るとみられている。