河野氏、同性婚に賛成 選択的夫婦別姓も
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同性婚にも賛成といったことは、存在感を示す意味もあったと思います。「脱原発」の封印にはじまり、これまでの主張を丸くおさめていくと、党内のリベラル派の反発を呼び、岸田氏に持っていかれることにもなります。告示され、本格的な論戦が始まると、さらに立ち位置は難しくなります。それは岸田氏も同じでしょう。しかし、論戦によって政策を鍛えるのが政治です。
夫婦別姓を望む人が入籍を望む理由ってなんなんだろう。そこさえ合理的に解消した結婚に準ずる制度(仏PACSやスウェーデンのSAMBOとか)があれば済むような気もする。
日本と同じような戸籍制度をもつ数少ない地域である台湾では、別姓が原則のようですね。子供の姓はどちらか選択となり、協議で決まらない場合はくじ引き。
「結婚不結姻」と言って、婚は個人間の結びつき、姻は一族の結びつきと考え、それを分離して伝統への配慮をしているようです。
氏あるいは姓(かばね)という仕組みは日本の伝統文化みたいなものなので、そうではない国のシステムを参考にしても仕方ない。例えばイスラム教では姓はなく、父の名と祖父の名が家名としてつきますが、ここに選択的夫婦別姓論は入り込むべきでしょうか。スラブ圏では姓は選択したり合成したりしますが、やはり一般に父親の名をミドルネームにします。
選択的夫婦別姓が導入されると、別姓を選んだ人は進んでいて、同姓を選んだ人は遅れているという蔑視が生まれそうな問題もあります。
私が思うに、一夫一妻制度と婚姻制度というのは、個体差が激しく放っておくと子供を残せない確率が高い男性が暴動を起こす社会リスクを低減させるために、規制によってゲタをはかせて社会からあぶれにくくするシステムで、人類が定住して大きなコミュニティを作るようになって形成されて来た知恵の側面があると思います。
従って、長い目で見れば、選択的夫婦別姓は、社会不安にも繋がり兼ねないわけですが(いや、少子高齢化でその可能性は低くなってるか)、まあそんな理屈は現代では通らないのでしょうね。
清和会では高市氏一本化の方向で安倍首相が電話かけまくってるそうなので、この問題が争点になりそうな気がします。政策には、国家安全保障(公衆衛生含む)、経済政策などの分野があり、これに夫婦別姓のような「ライフスタイル」もあります。
これまで、いわゆる「右派」が「ライフスタイル」も保守的というガチガチのセットになっていて、アメリカも右派はこの傾向がますます進行しているのが論理的にはやや不思議です。分野ごとに違う傾向のコンビネーションになることも本来はありうるのでは、と思います。
最終的には「どの層の人たちに票を期待するか」ということになります。人の生き死にには関わらないけれど、ライフスタイル政策は票を根強く動かす力があります。選択的夫婦別姓が少しでも先に進むよう期待したいですし、次の選挙は在外選挙での投票をちゃんとやらねば、と思います。