自民総裁選、17日告示 岸田氏、経団連に働き掛け
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経済界にも色んな考え方があるので、一概には言えないと思います。
3候補の経済政策の違いを私なりに整理しますと…
高市さんはアベノミクスの継承・強化の色彩が強い。特に第二の矢の積極財政を更に強化し(MMTと言うかは別として)プライマリーバランスは凍結してでも国のお金による需要創出を前面に押し出しています。
河野さんは、規制改革とともに支出面での社会保障改革を打ち出しています。
社会保障の改革は政治家は割と言いたがらない傾向がありますが、避けて通れない点に触れている点は評価できます。
規制改革は規制に守られている産業分野にとってはマイナスになるかもしれませんが、長期的に見れば経済界も議論すべきことでしょう。
岸田さんは両者の中間のような立場です。
財政再建の旗は降ろさない中でもアベノミクス路線は継承しつつ、アベノミクスで広がったと言われる格差の是正(新自由主義からの脱却)を述べているのが特徴的です。
どちらかと言えば、高市さん、岸田さんは大きな政府、河野さんは小さな政府を志向しているということかもしれません。
短期的な株価で言えば高市さんが当選すれば一番上がるでしょうが、(株を保有している人など15%しかいない中で)国民全体で見ればそれでいいのかという議論もあると思います。