「アフリカの接種率3%」の現実 自国のワクチンだけを見ていては国益を損ねる
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白戸さん、弊社サイトをみてくださっているんですね。ありがとうございます。
アフリカのワクチン接種率の低さばかりが報じられていますが、国によって大きく違いもあります。国別の接種率や、記事でも取り上げられているどの国がどこからワクチンを入手しているかなど、以下からご確認ください。
https://abp.co.jp/perspectives/business/Corona_data.html
ワクチンがまわってこないことで、アフリカでも自国でワクチンをつくり、アフリカに流通させるという動きがはじまっています。原液の供給によるアフリカでの最終加工に留まらず、WHOはTechnology transfer hubsという取り組みでワクチンの商業生産技術と臨床試験施設をアフリカを始めとした途上国に提供するよう、ワクチンメーカーと交渉しています。途上国、わけても低所得国の接種率が恐ろしく低い現実は知っておきたいことです。これだけ人も物も自由に国境を超えて行き来する時代、いくら特定の国で接種率が上がっても、全世界で接種率を上げなければいつか再びパンデミックが起きる可能性を否定できません。途上国へのワクチン共有の枠組みであるCOVAXは年内に18億回分を貧困国に供給する目標を立てていますが、届けられたワクチンはまだ2.7億回分。まだまだ足りていません。