台風14号 短くなった進路予想に油断禁物 温帯低気圧に変わり再発達 関東に影響は
tenki.jp
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台風14号は、14日には中心付近の活発な積乱雲がほとんどなくなり、もはや台風としては終わりかと思うようなところまでいきましたが、15日午後になって中心付近の積乱雲が一時的ですが復活しており、まだまだ台風としての勢力を保っていることを示しています。
今後の進路については、温帯低気圧になりながら18日にかけて日本海で急速に発達するというシナリオを申し上げていましたが、上空の気圧の谷があまり深くならない予想に変わりつつあり、この場合低気圧の進路を北に引きずり込む作用が小さくなるため、台風から変わった低気圧が西日本から近畿、東海、関東と本州沿いに順番に通過していく可能性が出てきました。温帯低気圧になったとはいえ、元台風が本州を横断するとなれば各地で大雨や強風、一部で暴風レベルの風となる可能性があり、油断大敵で十分な警戒をしておく必要があります。
台風が温帯低気圧になるときの基準は、中心気圧や風速が弱くなったからではなく、たとえば台風では中心付近で特に風が強いという特徴があるものが、温帯低気圧では中心から離れたところで風が強い場合が多いなど、その性質や備えるべき対策の違いから言い方を変えているもので、被害が出るか出ないかを区別したものではありません。
週末は西日本から北日本まで広い範囲で強風と大雨になりそうです。どうぞ今後の台風、および低気圧の動きに注意して最新の情報を仕入れるようにしてください。