松本人志 膨大な時間と費用をかけたハーバード大学の研究結果に呆れ - ライブドアニュース
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「そんなことに75年もかけるって、ハーバードも大したことないね」って言葉を誘発するような番組の流れに、ちょっとだけ腹が立ったよ。
多くの人にわかりやすく説明すると『大切なのは「人間関係」』ってワケで、論文全体を理解せずコメントするのは、いかがなものかなぁ〜。
注目のコメント
この元ネタは2012年10月に出版された「Triumphs of Experience」という本だ。なぜか米国のハフィントン・ポストが2013年8月に取り上げ、さらに日本のハフィントン・ポストが2014年9月に要約し、さらにそれをフジテレビが面白おかしく取り上げて、ハーバード大学を笑いものにした←いまここ。
この研究結果の骨子は人間が幸せになるためには「宗教」や「思想」は関係性が薄く、人間関係が重要だったというものだった。きわめて宗教的で政治好きなアメリカ人にとっては意味のある研究だったのだ。75年におよぶ個別追跡調査だったため、男性のみが研究対象となっていた。人間行動についてのアカデミックな研究はその「科学的な方法」ゆえにこうした「わかっとるわい!」な結論となりがち。現実には「人それぞれ」(これも「わかっとるわい!」)なのだが、科学的方法は平均的に確からしい相関や因果関係に注目するので、言われてみれば当たり前の話になる。むしろ何が影響を与えないのか、こっちに注目すると面白いことが多い。