介護費用は10兆円?一人当たりの給付費はいくらか
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注目のコメント
揚げ足取りではなく、色々ツッコミどころがあります。
初っ端の『財務省によると、2014年において、日本の総人口は1億2708万人。そのうち65歳以上の方は3300万人です』。
なぜ、直近ではなく2014年のデータ???
なぜ、総務省ではなく財務省のデータ???
その後の『第1号被保険者1人あたりの給付費』にも疑問が。
24〜28万円の給付費は要介護3以上認定を受けないと実現しないはずだし、一番多いのは要介護1認定者なはず。
他の部分もモヤモヤしながら読みましたが、最後の『参考』を読んで納得。参考データ自体が古く、恐らく厚労省作成で使い回されてる資料ではあるものの公的統計の資料ではなかった(皮肉でもなんでもないのですが、数字を用いて説明する場合はできる限り公的に公開されているデータを活用しないと、せっかくの情報提供が誤報になる場合があります)。
というわけで、せっかくなので最新の概況を貼ります。
【厚労省:令和元年度 介護給付費等実態統計の概況】
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/19/dl/11.pdf
余談ですが、統計について、平成30年4月1日より市区町村から国へ介護給付費明細書等の提出が義務化されたため、やっと介護保険総合データベースに蓄積されるようになり、行政記録情報を活用した公的統計を作成できるようになりました。
ブッチギリの超高齢社会を走行中の日本だからこそ、蓄積した大量のデータをうまく活用し、持続可能で合理的な制度にアップデートしてほしいと期待しています。若いですが介護保険審査委員会というこの方が要支援か要介護の1-5のどれかを決める役員をしてます。認知症と介護が必要な方が著増してます。この医療費を若い世代で賄えるわけがないです。若いからこそ気づくこの危なさです。