「行動経済学は死んだ」騒動のメモ
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注目のコメント
心理学や経済学においては再現性のない論文の方が評価される
再現性の危機
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E7%8F%BE%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F
複製可能性のない論文は、複製可能性のある論文よりも引用される(文献紹介)
https://current.ndl.go.jp/node/44088行動経済学で提唱されている損失回避や正常性はバイアス等はあくまでも「道具」であり、狙いたい効果に適切に作用するかは”どういった道具を使うのか””その道具をどのように使うのか”といった次第ではないでしょうか。
大学受験生の子供にもっと勉強してほしいからと言って、損失回避ナッジの考え方に基づき「XX大学に行けなかった人は、就職活動やその後の人生でも苦労しているよ」というよりも、「XX大学の合格者は、XXを習慣づけしていることが多かった」といったバンドワゴン効果を用いる方が、効果的ではないでしょうか(いずれも陳腐な案なのはご容赦ください)。
少なくとも行動経済学の一般的な考え方は「そりゃそうでしょ」と思うものばかり、つまり個人にとって見れば自然な考え方であることが、伝統的な経済学とは一線を画すものと思います。
つまり、行動経済学そのものの評価はさておき、少なくとも行動経済学は万能ではなく、使い方によっては期待以上・以下の結果となり得ることを認識したうえで、過度な期待を寄せないことが重要ではないでしょうか。