「若年でも肥満と喫煙が重症化リスク」 死者の3割近くが50代以下 都と専門家が注意呼びかけ
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医療をしていると、肥満はさまざまなリスク因子であると共に、その有病率に驚かされます。
そしてその改善も、なかなか難しい。紀元前より人間は「飢えないこと」が大事と体に叩き込まれており、基本的に太りやすいのです。
最近の話題としては、メタボ検診がほとんど合併症予防に意味なかったということもありましたが、これも痩せる意味がないのではなく、「意味が出るほどの減量はなかなか難しい」という側面を持っています。
コロナに限らず、採血から手術、救命対応など全てが肥満では難易度が上がります。
肥満は高血圧や脂質異常症の合併率も高く、合わさると糖尿病なども含め、じわりじわりと致死的イベントの可能性を上げます。
数字として出やすい危険性のみならず、本当にさまざまな困難が肥満にはあります。(あまりに高度だと、心筋梗塞の時にカテーテルの台に「乗れない」ため治療かできないことも。)
そしてこれら全て、自覚がないのです。コロナも、心筋梗塞や脳梗塞も、「ある日突然」きて、あっという間です。故に自覚も難しい。
現代医療の大きなテーマです。一般的に、肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症が重症化する要因は、喘息やCOPDなどの呼吸器疾患、心不全などの心疾患であることが多いものの、コロナでは肥満、高血圧、糖尿病といったいわゆる「メタボ」に関連した要因を持っている人がことごとく重症化する傾向にあります。人工呼吸器が必要なほど重症化する方は肥満の方がやはり多いのですが、体位変換やオムツ交換などのケアに通常よりも多くの人手を要してしまうので、現場の負担増大にも関係しています。
喫煙は元々しないけどコロナで小さな島に閉じ込められて、仕事と家族との時間以外を持て余して毎日10km走るようになり、体重が20kg近く減ったけど結果的にコロナ対策にもなっていたという事かな。英国は気候がランニングに適しているから走る距離更に増やしたい