中絶禁止の米テキサス州、大卒者3人に2人が転勤希望せず
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この法律はバイデン政権が訴えていますし、今回は銃に関する規制も大幅に緩和されました。テスラが本社を移すという噂があるくらいいいところもあるのに(実際日本に帰る時に家を残すか迷いました)。「テキサス」というとカリフォルニアやシアトルでは「は~ん」とジョークのように扱われるのもわかります。
文中に出てくる「ロー対ウェイド判決(Roe v. Wade)」は1973年の連邦最高裁の判断。女性に中絶の権利を認める、いわゆるPro-Choice派が勝利したわけですが、そこから半世紀近くも経って、こんな逆戻りを始めるというのは信じられません。
およそ先進国で未だに中絶の是非が大統領選挙の争点になるのはアメリカくらいだと思います。私が暮らしたのはサンフランシスコやボストンの郊外にある大学街なので、全米でもっともリベラルな空間を共有したせいで違和感が強いのかも知れません。ただトランプが指名した保守派の最高裁判事の影響で、もしRoe v, Wadeが覆ったら、全米で大騒ぎになるのは間違いありません。
ちなみにこのRoe v. Wadeもテキサス州ダラスで中絶の是非が問題となった案件です。このような法律を成立させる一方、トランプのように何回も離婚を繰り返す人物を大統領に選ぶキリスト教原理主義者の考え方が全く理解できない。新約聖書マタイ5-51(離婚)を読んだことがないのだろうか。