テニス選手の多くがメンタルを病むのはなぜ?
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マッケンローの大坂なおみちゃんについてのコメントが暖かい!
『大坂は3年にわたりうつ病と闘っていることを世界に向けて明かした。これはとても勇気がいることだ、とジョン・マッケンローは称える。グランドスラムを7回制覇し、最大のライバルであったボルグの突然の離脱に40年経った今でも心を痛めている彼は、大坂の率直さは数えきれないほどの人々を助けることになるだろうと言う。同時に、注目度が高まることで、活躍が難しくなる可能性もあると付け加えている。』『全米オープン開幕の数日前、マッケンローは「彼女は今後10年はテニス界に必要なタイプの選手であり、メンタルさえ正しい状態になれば、もっと多くのメジャー大会で勝つことができるでしょう」と語っている。』
シャラポワのコメントもうれしい!
『シャラポワ氏は最近のコメントで大坂を「信じられないほど素晴らしいアスリートで、美しい人間」。「舞台裏で何が起こっているのか、選手のことを真に理解してくれる人は少ない」としつつ、「私たちがより多くのサポートを提供することができれば、彼女はより良いプレーができるようになるでしょう」と、大坂の現状に理解を示した。』
注目のコメント
テニスは競技自体もハードですが、運営システム的にも他競技よりも選手に精神的負担を与えやすい要素が多いように思えます。
この記事にもありますが、まずは個人スポーツであること、そしてトーナメント方式の対戦競技という競技特性から、世界ランキングの公平性を担保するために年間で数多くの大会を実施する必要があります。
ここまでなら卓球やバドミントンも同様ですが、テニスの場合は4年に1度のオリンピックが必ずしも区切りとはならず、毎年4大大会と年末のファイナルズがメイン大会という扱いのため、心が休まる暇がありません。つい最近パラリンピックでメダルを獲得した国枝選手達も、今の全米オープンに出場しています。
さらに、他競技の場合は個人スポーツであっても国内競技団体からチームとして国際大会に派遣される形式が多いものの、テニスは同国でも各選手が独立して活動する仕組みのため、孤独をより感じやすい面はあるかと思います。
これらが全て重なるスポーツは数少ないように思えるので、何らかのシステム変更は必要かもしれません。スポーツは対戦相手を含めた関係者との相互リスペクトの関係が前提になければ、その価値を発揮することは難しくなります。
テニス界での課題は特殊性はあれど、全てのスポーツにも同じリスクがある事を関係者間で共有できればと思います。