新型コロナワクチン有効性 85%から90%以上 京大などが解析
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このデータ、おそらくデルタ株の割合はかなり少ないんじゃないでしょうか?
イスラエルやアメリカで(暫定的ですが)デルタ株に対するワクチン有効性データが発表されていたと記憶していますが、確かファイザーで約40%、モデルナで約75%だったと思います。
日本人だけこんなに有効性が高くなる理由はないですよね。
6,7月時点の感染者における各変異種の割合はわかりませんが、おそらくアルファ株に対するデータなのでは。
今は感染者のほぼ100%がデルタ株によるものなので、改めてデータを取り直さないと正直あまり意味のない数字だと感じました。
とは言いましたが、発症を抑える有効性は依然高いですし重症化率をかなり低減できるという効果を考えれば、ワクチンを接種しないという選択肢はあり得ないと個人的には思います。
注目のコメント
日本人が特別ということはなく、人種に関係なく、年齢や性別にも関係なく、コロナワクチンが高い有効性を持つと改めてご確認いただければと思います。
ここのところ立て続けに世界的なリアルワールドでの有効性に関する報告が続いていますが、発症や重症化への高い予防効果、それよりは下がるかもしれませんが、感染や感染伝播への予防効果、後遺症の軽減効果も含め、幅広い効果が知られています。つい最近、シンガポールからも同様の結果がでています。
▷Ong SWX, et al. Clinical and virological features of SARS-CoV-2 variants of concern: a retrospective cohort study comparing B.1.1.7 (Alpha), B.1.315 (Beta), and B.1.617.2 (Delta). Clinical Infectious Diseases 2021.
▷日本語訳をしました
https://pediatric-allergy.com/2021/09/12/b-1-617-2/2/
ざっくりまとめると…
デルタ株による酸素必要量、ICU入室、死亡のリスクは元の株に比較して4.9倍高く(調整オッズ比 4.90[95%CI 1.43-30.78])、肺炎のリスクは1.88倍高い(調整オッズ比1.88倍[95%CI 0.95-3.76])という結果でした。
しかし、ワクチン接種をすると85%リスクが低下しています。
デルタ株の重症化率や伝播性はかなり厳しいものがあります。
一方で、ワクチンの有効性もあきらかですね。有効性って出し方は数字のマジックでしかないと思うのですが、、、。
発症しない確率を、
ワクチン打った人 99.9%
ワクチン打ってない人 99.2%
だとした場合、
これで有効性90%超えます。
が、実際の絶対数の差は0.7%
この事実をどこまでの人が把握しているんでしょうか。
また、諸外国(特にイスラエル)の動きを見ていると、殆どの国民が打っているにも関わらず感染爆発がまた起きています。
こういったことにもなぜか?を考えを巡らせるべきです。
人にうつさない、発症抑える的なメリットが当初言われてきたメリットでしたが、今は何がメリットになっているのでしょうか。(少なくとも幾ばくか重症化が抑えられるのか?)
今後の動向に注目です。
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2102/09/news038_2.html
追記
ワクチンについては、メリットデメリット両方あると思っているので、どちらが正解とかはないと思っている派です。
片一方からの見方ではなく、別の見方もした上で個人が総合的に判断し、自分が納得いく選択ができるのが一番良いと思います。
上記記事も考え方材料の一つですね。