米株価の大幅上昇は過去のもの-S&P500種指数構成銘柄でも鮮明に
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最近の傾向として、株価指数が上昇していてもGAFAなど一部のIT銘柄に支えられ、上昇より下落する銘柄数の方が多くなっています。理由は主に4つあります。(1)夏場のコロナ感染の増加で経済正常化が遅れ巣ごもりやや戻ってしまったこと、(2)物価の上昇で消費が控えられたこと、(3)仕入価格の上昇を販売価格に転嫁できず利益率が低下した製造業が多かったこと、(4)人手不足で企業は思うように営業できなかったこと、です。逆に言うと、この4つの要因がどうなるかで、今後の株価の先行きも決まると思います。ワクチンとコロナ感染、物価上昇が一時的かどうか、政府がコロナ対応の補助金を打ち切ったので労働者が職場に戻るかどうか、です。この記事では、株価が大方の予想以上に既に大きく上がったことから、目先は調整を見込む向きが増えていると紹介しています。
2-3年かけて上げるべきものを1年で達成したイメージかな。マイクロソフトのCEOもコロナ禍で2-3年のデジタル化が一挙にすすんだって言ってたし、それと同じことだね。
残り1-2年はそれなりのボラティリティを持ちつつも、高値圏のレンジ相場で何とかやり過ごして、リアル経済と業績の底上げを待たざるを得ない。そのためにテーパリングも緩やかに行い、利上げも遅らせざるを得ない、というか、本音は利上げをやりたくないだろう。
債務が膨張したなかでの利上げは、わずかなパーセントでも国全体で見た利払い費用が急激に膨張することになる。そのインパクトも益々高まっているわけで、予測不可能な領域に入って来ているだろうし。日本がバブル崩壊後、利上げを殆ど出来なかったのも理由なしとはしない。FRBも日銀の仲間になったかも知れんね。